ご存知の通り私は息子が愛おしくて仕方がない。
二人家族だからかもしれないが、息子が私の生きがいであり活力、私が生きて行く意味の大半を占めている。
長生きしたいのも仕事を頑張れるのも、息子がいるからだ。
そんなに大切で愛おしいのに、時にはこっ酷く叱ることもある。
大切で愛おしいからだ。
「母さん、そうくんが大好きだから怒ったの?」
最近怒った日の寝る前に必ず聞かれる。
『そうだよ。大好きだから怒ることもあるんだよ』
そういう私に
「大好きなんだったら怒らんほうがいいよ。そうくん悲しいけん。そうくん母ちゃん大好きだからいっつも怒らんでしょ???」
・・・
・・・
・・・
いつの間にそんなことが言えるようななったのか笑
おそらく彼なりに叱られない方法を考えたのだろう。
だが実に正論だ。笑
そんな成長がまた愛おしい(笑)
そんなおませちゃんな息子は、男の子だがお花が大好き。
道端のお花
「このお花かわいいねー」
「このお花は花びらとれてかわいそうだね」
空も星も動物も。とにかく自然が大好き。
愛犬のなずなを怒ると私が息子に怒られる・・・笑
花が好きなのは母親似
母を好きなのは父親似
私は未婚で子供を産んでおり、父親の無責任さや身勝手っさに腹がったたりもした。
だがどうしようもない父親ではあるが、息子と出会えたのは父親のおかげなので感謝はしている。
「お父さんに会いたい」
「いい子してたらお父さん会いに来てくれるかな」
「お父さん来たら一緒に食べる」そう言っておやつを食べずに残しておく日もある。
息子にふとそう言われて胸が痛むことがある。
私は今後会うことも、会わせることも考えてはいないが、子供が自分で判断できる歳になったら子供に任せようと思う。
きっと子供がお父さんに会う日が来ると、私は酷く不安になるとだろう。
何がっていうわけではない。全てにおいて不安なのだ。
父親
他の誰でもない息子の父親だから、私は不安なのだ。
会わせなければいい
よくそう言われるが、そんな勝手なこと私には絶対にできない。
運動会
発表会
お誕生日会
親子遠足
習い事
どの行事もいつも母さん一人。
母さん一人で行っても、嫌な顔一つせず。
文句ひとつ言わず。
心の中でひたすら我慢して来た彼に、私が
「お父さんに会わないで」
そんな自分勝手なこと言えるわけがない。
当たり前にいるお父さん。当たり前にある家族。
そんな当たり前は我が家にはない。
誕生日も旅行も二人。
小さな体で、たくさん苦しんで来たことだろう。
「そうくんのお父さんはいつもいないね」
お友達の何気ない一言にどれだけ傷ついてきたことだろう。
「最近は母子家庭なんて多いし普通だよ。」
そういうのは決まってお父さんのいる家庭だったりする。
「お父さんに会いたい」
「いい子してたらお父さん会いに来てくれるかな」
そう言われたことのない人が言うセリフだったりする。
それに腹をたてることもなければ、不快になることもない。
実際経験しないとわからないし理解できないことだからだ。
母子家庭がいくら増えようが、当たり前になろうが、そんなこと子供達には全く関係ないことで、たった一人のお父さんが側にいないことに変わりはない。
母子家庭が多いから普通
その、多いから普通の意味が私には全く理解できない。
多いかったら普通なのか?少なかったら普通じゃないのか??
その基準は一体どこなのか理解できない。
私は少なくとも、多い少ないで判断はしない。
私は冷めた家庭ではあったが、両親ともに側にいたので母子家庭の子供の気持ちを理解してあげることはできない。
実際経験しないとわからないし理解できない。
彼にしかわからない葛藤や苦しみが今後もずっと続いて行くだろう。
母さんしかいない。
母さんがいなくなる不安。
たった4歳ではあるが、すでにそこには気づいている。
子供が笑顔でいれるなら私も笑顔でいれる。
子供が嬉しいなら私も嬉しい。
時間はかかるかもしれないけど、今のうちから父親のことを整理整頓していこう。
一つ一つ進んでいこう
今日も1日お疲れ様でした♪♪