先日王子が新しく自転車を買ったので、鍵も買いました。
犬のお顔のとっても可愛い鍵。
色も自分で選び、
「かわいー♡ヨシヨシ♡」
鍵と会話をしている王子がとても微笑ましかったです。
喉が渇いた王子のお水を買いにコンビニへ入りました。
水を買うだけだから鍵はカゴに入れたままにしていました。
王子と水を買い、コンビニから出てくると、王子の大好きな鍵だけがカゴからなくなっていました。
もちろん悪いのはとった人ではなく私です。
私が置きっぱなしにしていたから悪いのは承知です。
取られたから悲しいわけじゃありませんでした。
取ろうと思った人がいたことが悲しかったのです。
きっとその人は、その鍵がどれだけ愛されていたかなんて知らないでしょう。
どれだけ大切にされてたかなんて知らないでしょう。
高価なものでも、綺麗なものでもありません。
けど王子にとってはただの鍵ではなかったので、どこにも代わりはありません。
少し切なそうな王子を見ながら私も切なくなっていました。
けど王子の切ない理由は違いました
「わんわんの鍵、いなくなったからえーんえーんって泣いてないかなあ。さみしいようって言ってるかもよ。どこに行ったのかなあ。」
取られたから切ないのではなくて、取ろうと思った人がいたことが切ないのでもなくて
王子は犬の鍵の気持ちを考えて切なくなっていたのです。
『犬はね、鼻がとってもいいの。家がわかるんだよ?犬だからきっと帰ってくるよ(^-^)』
そう言いながら帰宅しました。
少し自分が恥ずかしくなりました。
真っ白な王子のおかげで私は前を向いて、まっすぐ歩けてます。
さて
今日も行ってきます♪